猫を飼育していると、お風呂に入れた方がいいのかは悩みどころです。
猫は人間と違って汗もかかないため、完全室内飼育ではお風呂に入れたことない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、猫をお風呂に入れた方がいいのか、必要性やお風呂の頻度・温度などについて解説。
猫をお風呂に入れたことない、その逆に入れすぎてないか不安という人はぜひ参考にしてください。
猫をお風呂に入れたことないけどやっぱり必要?
猫をお風呂に入れたことない人は、猫をお風呂に入れた方がいいのか、その必要性などが知りたいことでしょう。
実は、猫をお風呂に入れる必要は基本的にありません。
人間のように猫を毎日入浴させると、お風呂の入れすぎになってしまいます。
猫は水に濡れるのを嫌がることが多く、無理にお風呂に入れないでも大丈夫。
猫をお風呂に入れた方がいい時
基本的に、猫をお風呂に入れる必要はありませんが、お風呂に入れた方がいい時もあります。
ノミがついている、汚れている時などはお風呂を検討しましょう。
外に行って汚れた
完全室内飼育の人だけでなく、猫を散歩に連れて行ったり、庭で遊ばせたりする人もいるでしょう。
猫が屋外で遊んで汚れをつけてくる場合、時にはお風呂も必要です。
そのほか脱走して帰ってきた時なども、落ち着いたらお風呂に入れた方がいいでしょう。
ダニ・ノミを洗う
外に行った猫が汚れていなくても、ダニやノミを体につけてきているかもしれません。
猫が草むらに入ったり、猫同士で触れ合ったりした時はダニ・ノミを取るためにお風呂に入れた方がいいです。
その際、ダニやノミの卵などを駆除するために、薬も併用してください。
猫のお風呂の入れ方と最適な温度
猫のお風呂の入れ方として、まずは毛玉や毛についた汚れを取り除くためにブラッシングします。
風呂桶に30度~35度くらいの温度のお湯と猫用シャンプーを入れて泡立てます。
猫の体を優しく洗い、顔まわりは濡れタオルで拭いてきれいにします。
お湯は、冷たすぎず熱すぎない温度をキープしてください。
最後にタオルとドライヤーでしっかり乾かしたら完了です。
猫のお風呂やシャンプーの頻度
汚れたりノミがついたりした場合は長毛種・短毛種問わずお風呂が必要です。
ただし、猫のお風呂やシャンプーの頻度は、長毛種か短毛種かによって異なります。
長毛種
長毛種の猫を飼育している場合、お風呂の頻度は1ヶ月~数ヶ月に1回程度と言われています。
長毛種は、自分でやる毛ずくろいだけでは被毛の汚れが取れないので、たまにお風呂に入れてあげましょう。
ただし、完全室内飼育で汚れやノミの心配がないなら高頻度で入れる必要はありません。
短毛種
短毛種の猫は、長毛種よりもお風呂の頻度は少なくて大丈夫です。
大きな汚れやダニ・ノミなどに悩まされていなければ、だいたい半年~1年に1度くらいの頻度にしましょう。
入れすぎはダメですが、白い被毛で汚れが目立つ場合は、短毛種でももう少し入れてあげてよさそうです。
猫をお風呂に入れない方がいい時
猫をお風呂に入れない方がいい時もあります。
猫をお風呂に入れたことないけど、これから入れる予定のある人は確認しておきましょう。
体調悪い時は避ける
猫が体調悪そうにしている時は、お風呂に入れないでください。
特に避けたいのが、手術後や妊娠・出産後、ワクチン接種後など。
お風呂に入ることで体力を消耗したり、余計なストレスがかかったりして予後が悪くなってしまうこともあります。
子猫の入れすぎは注意
子猫のうちは汚れない限りお風呂に入れすぎないようにしましょう。
子猫は体が弱く、体温の調節機能がまだ発達してないのでお風呂に入れるのはできるだけ避けます。
お風呂は体力を消耗するので、子猫だけでなく成猫であっても入れすぎには注意してください。
お風呂以外で猫をきれいにする方法
お風呂に入れたことない人にもおすすめの、手軽に猫をきれいにする方法を紹介します。
免疫力が低く体力のない老猫や子猫にやってあげましょう。
ブラッシング
猫の被毛をきれいにするには、毎日のブラッシングが欠かせません。
ノミやダニが気になる場合、ノミ取りコームなどを使ってブラッシングするのもおすすめ。
ブラッシングは長毛種・短毛種問わず必要ですが、毛玉ができやすい長毛種には特に念入りに行いましょう。
濡れタオル
子猫や老猫の体は、お湯につけて絞った濡れタオルで拭いてあげるだけでも十分汚れは落ちます。
シャンプーを水に溶かし、それにタオルをつけて拭くのもいいでしょう。
ただし、シャンプーを洗い流せないのでできるだけシャンプーは薄めに溶いてください。
ドライシャンプー
子猫や老猫の体をきれいにするのに、ドライシャンプーを使うというやり方もおすすめです。
ドライシャンプーはスプレー状になっているもののほか、タオル状になっているものがあります。
ドライシャンプーは洗い流す必要がないため、水が嫌いな猫にぴったりです。
おすすめの猫用シャンプー
ここからは、短毛種、長毛種両方におすすめの猫用シャンプーを紹介します。
シャンプーの成分のほか、お湯の温度や頻度などにも注意して使ってください。
ささえあ製薬 薬用酢酸クロルヘキシジンシャンプー 犬猫用 250g
低刺激で保湿剤も入っている 普段使いにおすすめのシャンプー
酢酸クロルヘキシジンを0.5%配合した犬・猫用シャンプー。
汚れを落とすほか、フケの除去や細菌、などに効果が期待できます。
猫の皮膚炎や乾性脂漏症の予防等にも使える、おすすめのシャンプーです。
- 内容量 250g
ビルバック セボダーム 犬猫用 250ml シャンプー 犬用 猫用 ペット用
地肌の乾燥やフケが気になる猫にぴったりのペット用シャンプー
乾燥した猫におすすめな保湿力のあるシャンプーです。
使い方は、30度~35度の温度のシャワーで猫を濡らし、泡立てたシャンプーでマッサージするように猫を洗います。
そのまま10分ほどつけおきすることで、シャンプーの成分が肌に馴染みやすくなるのでおすすめです。
- 内容量 250ml
PKBジャパン ZYMOX ザイマックス シャンプー 犬猫用 360mL
植物由来の洗浄成分で猫の体や人の手にも優しいシャンプー
3種類の酵素を配合しており、優れた洗浄力と発泡力を持つザイマックスシャンプーです。
こちらは、天然由来の洗浄成分を使用しているため猫にも人にも優しい仕様。
シャンプー後は、同じラインのザイマックス リンスを使うと皮膚のバリア機能をサポートしてくれます。
- 内容量 360ml
バイエル薬品 ヒノケア for プロフェッショナルズ スキンケアシャンプー 犬猫用 200ml
高機能保湿成分が角質深部まで浸透する泡で出てくるシャンプー
敏感肌の猫のために作られた、濃密泡タイプのシャンプーです。
ポンプから泡で出てくるので水で希釈する必要がなく、皮膚や被毛にダメージを与える心配がありません。
高機能保湿成分のおかげで、健康的な皮膚バリア機能を保持できます。
- 内容量 200ml
ケーワン ノルバサンシャンプー0.5 236ml
子猫をお風呂に入れたい人におすすめ 低刺激のシャンプー
ノルバサンシャンプーは、子猫に使える低刺激のシャンプーです。
こちらはコンディショナー配合のため、猫を何度も洗い流す必要がありません。
簡単に使えて、洗い上がりはふんわりとした被毛を保つことができるおすすめアイテムです。
- 内容量 236ml
昭和化学 ハーブ&ピュア キャットシャンプー 200ml
猫の被毛にも地球環境にも優しいペット用のアミノ酸系シャンプー
アロエや18種類の天然ハーブエキスを配合した特別なシャンプーです。
猫にとってストレスを抑える効果があると言われている、ハーブのキャットミントを使っています。
低刺激性アミノ酸系シャンプーなので、被毛や地肌を優しく洗い上げてくれます。
- 内容量 200ml
猫のシャンプー時に役立つアイテム
猫をお風呂に入れたことない人は、専用のアイテムを使うのがおすすめです。
以下は絶対に必要ではないものの、猫を飼う上ではあると便利です。
小型犬 中型犬 猫 ペット用バスタブ
腰をかがめず洗えて飼い主への負担を軽減できるペット用バスタブ
猫や犬をお風呂に入れるための、丈夫で長持ちするバスタブです。
こちらは足腰に負担が少ないスタンドタイプで、立ったまま猫を洗うことが可能。
下部には水を抜くホースもついているため、使用後の片付けも楽にできるでしょう。
- サイズ 幅51cm 奥行84cm 高さ76cm
- 材質 ステンレス、プラスチック
- 重量 3kg
- 対象体重 10kg
B-blast ペット用 ブラッシングドライヤー
1人では大変なお風呂上がりの乾燥もやりやすいドライヤー
B-blastのペット用ブラッシングドライヤーは、片手で毛をとかしながらドライヤーまでできる優れもの。
大変なペットのお風呂の時間をよりスムーズにしてくれるおすすめのアイテムです。
3段階で温度調節できるため、猫の心地いい温度でブラッシングしてあげましょう。
- サイズ 幅12.5cm 奥行5cm 高さ28.5cm ケーブル長さ 200cm
- 重量 425g
マルカン おうちサロン ドライヤールーム 3WAY DA-415
スマートドア機能で安心して猫を入れられるドライヤールーム
お風呂に入れたあとは、こちらのドライヤールームに入れることで体を乾かせます。
マイナスイオン発生で静電気を抑制し、被毛がツヤツヤに仕上がります。
ガーっと音が鳴るドライヤーを当てられるのが嫌という猫におすすめです。
- サイズ 幅52cm 奥行47cm 高さ46.5cm
- 材質 ABS、PC、ガラス
まとめ
ここまで、猫はお風呂に入れた方がいいのか、その場合の適切な温度や頻度などを紹介しました。猫にお風呂は必要ありませんが、汚れたり、ノミなどが気になったりする場合は入れるのがおすすめ。
お風呂の頻度は短毛種・長毛種によって変わるものの、いずれも入れすぎは避けてください。
猫をお風呂に入れたことない人は、汚れた時などに入れられるようシャンプーを用意しておきましょう。